「革命の予感・・」マルキュー ・ハイブリットクロス「ファーストインプレとエコギアアクアからの系譜」
今、YouTubeを見るとすごい数のハイブリットクロスの投稿があります。
その中でも各ユーチューバーさんは釣果を出していて、結構ネット上では話題になっているように見えます。
今回は、マルキューから2026年ハイブリットクロスのファーストレビュー&インプレの記事となります。
ただ、最初の数回使っただけの内容となるため、一番最後に1年〜2年くらい使った時の長期インプレ用も題目も置いておきます。
※実際に記事を書くのは未来です。
マルキュー・ハイブリットクロスとは

練り餌でも、ワームでもない新しいジャンル?
ハイブリットクロスを一言で表すのは大変難しく、メーカーホームページを読みあさっても一言でまとめるのが少し難しいため、僕的には新しいジャンルの一つとして考えて良いのではないかと思っています。
その理由として、人工餌として後ほど詳しく説明しますが体系化されており、色々なシチュエーションで使用できるため、釣りの守備範囲が広いためです。
というか硬いものを選べば、ワームの代わりにもなりますし、餌釣りでももちろん釣りが出来ます。
おそらく、ハードプラグや金属メタルなどを用いたルアーフィッシング、おとり鮎を用いた鮎釣りなどを除き、ほとんどの釣りに流用できる守備範囲を誇っていると思います。
餌の使用期間や鮮度問題などをカバー

餌釣りをしている人なら誰もが直面する餌の鮮度問題や再利用の問題があります。
時期や釣り方にもよりますが、餌は再冷凍したり、冷蔵したりして保存した餌を再度使う時には、やはり最初に使った時の餌に比べて、鮮度面や使い勝手の面でがっかりしたことがあると思います。
しかし、ハイブリットクロスの場合、1週間以内であれば冷蔵庫、それ以上であれば再冷凍することで無駄なく使い切ることが出来ます。
そのため、急遽釣りに行くことになった時の刺し餌として、機能しますし、使いたい時に使いたい分だけ使用することが出来、ある意味ECOなアイテムでもあります。
釣り場には持ち帰り用の小さなチャックが付いた袋を持っていくことをおすすめします。
マルキューからエコギアというブランドでワームなどが発売されていますが、僕はこのハイブリットクロスも「エコギア」という名前に入れても良いのではないかと思っているほどです。
ハイブリット製法とは

ハイブリット製法とは、生のオキアミやイワシ餌などをベースにして、ミンチにして、餌持ち素材と合わせることで、その状態をコントロールする製法のことです。
天然成分を中心としながら、釣り餌のコントロール的な役割を果たし、使いたいシチュエーションに合わせて、形や硬さなどで釣りの再現性をもたらすことになります。
オキアミの鮮度が良いお店で購入しなくても、同じクオリティが担保されているので、餌の状態を気にするという手間が減ることに繋がると思います。

新品の状態で凍っている状態でよく観察すると、中に不凍液のようなモノが入っているのが見えます。
これが鮮度を保つための餌持ち素材の一つなのだと感じます。
このハイブリットクロスはオキアミ系そのもののニオイがします。
硬さや太さで体系化する
ハイブリットクロスは「F値」という数値で、硬さを表記しています。

そのため、一番柔らかいもので、オキアミタイプの「F1.5」一番硬いもので、有頭エビタイプの「F 15」が通常のシリーズで発売されています。
ワームチックに使うなら、F10かF15くらいがよく、餌釣りでオキアミの代わりとして使うなら、F1.5〜F3くらいまでの使用が良いと思っています。

また、ハイブリットクロスはイソメサイズは3ミリ、オキアミタイプは5ミリ、有頭エビタイプは7ミリと太さが違います。
※写真では上が有頭エビタイプ、下がオキアミタイプの太さです。
もちろん、さらに細くして使用しても良いですが、大体はパッケージから開けて、裂けるチーズのように割いてから、好きな長さに調整して使用します。
コスパ重視の方にはおすすめしない
今回のマルキューより発売の新型の餌はコスパ重視の方にはマッチしません。
どちらかと言えば、釣りを戦略的に幅を広げる目的で使うイメージの方や予備餌的に保存しておく方向けのアイテムです。
生餌を上手く保存する方法も塩漬けやらアミノ酸漬け・みりん漬けやら色々ありますので、コスパ重視の方はそちらにフォーカスした方が幸せです。
また、釣行を終えて気がついたのですが、このハイブリットクロスの真の強みは硬さによる使い分けですので、状況に合わせて餌の質を替えていきたいと考えている人にもかなりマッチします。
関東圏の釣具店では、片方10本づつ入って×2袋の合計20本入った袋で、大体700円〜800円程度します。
※20本をさらに細かく切るので、餌付け回数が20回という意味ではありません。
1回の釣りで、ハイブリットクロスだけを使ったとしても、最低でも5本は使い、1日使い込むと1袋(10本)以上は使いますので、餌代として考えると、200円〜400円以上という計算になります。
それすら惜しいと考える人は生餌を長期保存する形で小分けで使っていった方がコスパという意味では良いです。
ただ、メインは生のオキアミやイワシ系だったとしても予備的に持っていくだけでも、釣り場で行き詰まった時の打開策として機能すると感じています。
この餌を見て、面白がれる人は色々な使い方が頭に浮かぶのではないでしょうか。
他のYouTubeの動画から確認したことですが、ハイブリットクロスを切った状態だと海中に浮きますが、ちょん掛け的なサイズで3個などを付けると抵抗が増えて、ゆっくりフォールさせていけるなど、硬さや付け方次第で、やりたいことが表現しやすいですよね。
オキアミと一緒にくっ付けて、浮力を上げたりしても良いですしね。
これはウキフカセ釣りや遠投カゴ釣りなどで、色々なシチュエーションへの対応力が上がるということに繋がります。
「実際の釣行へ」最初に使用した硬さはF2

釣り方はウキフカセ釣りで、撒き餌と同調させながらの釣りになりました。
袋から開封すると、なんだかいつも嗅いでいるようなオキアミ風の香りがして、餌感がすごくありました。
たまに化学臭というか、人工臭がする餌もありますが、完全にオキアミ系のニオイですね。
パッケージを開けると、はんぺんみたいな形に、綺麗に切れ目が入っているため、裂けるチーズのように裂くと、上からみると四角い正方形が長く伸びているような見た目になっています。
今回、ハイブリットクロスを使用してみた感想として、まず、現場で千切ったり、切ったり自由自在に好きなようにカットがしやすいという点です。
特にF2の硬さは煮込みうどんをさらに柔らかく煮込んだようなテロテロの柔らかさですので、触っただけで魚が好みそうな硬さという印象が強いです。
これまではオキアミのサイズや殻の有無によって、若干、オキアミ側の頭や尻尾をカットしたりして使っていましたが、ハイブリットクロスは全てが均一のため、自分が使いたいサイズや形に簡単に出来ます。
これは釣りの再現性という意味でもルアーフィッシング的な要因が少しあるような気がします。
さらに、長いハイブリットクロスをイソメの房がけのようにしても良いですし、四角い角がある点を利用して、細かくカットし、針に通して、抵抗を上げて、縫いざしして、硬さを上げても良いですし、ゆっくり沈むように調整しても良いですし、ちょっとの違いを演出しやすい人工餌になっています。
釣りは、ちょっとの違いが釣果を呼ぶことがありますから、こうした工夫の余地がかなり残されている点は非常に革命的な部分だと思います。

最初なので、オキアミくらいの長さにカットし、オキアミのように通し刺ししてみました。
よく見ると、このハイブリットクロスから小さな毛のようなモノが複数飛び出ています。
これはハイブリットクロスに練り込まれた繊維だと思い、形を崩さないために工夫かと思いました。
実は僕、この繊維に対してはすごく感動していて、あとで説明しますが、10数年前頃、ルアー用に発売されたエコギアアクアシリーズの弱点である裂けてしまうという弱点を見事にカバーしている要素だと感じるからです。
企業研究が積み重なった蓄積の上の知恵だと感じています。
早速、クロダイ(チヌ)狙いでフカセ釣りをしてみました。
ハイブリットクロスの刺し餌でクロダイ(チヌ)が反応してくれるのか楽しみでしたが、当日のコンディション的には底釣り中心で、針先は這わせていました。
つまり、底付近をハリスとと刺し餌が転がっているような状態です。
かなりアタリが多く、何者かに簡単に餌を取られてしまいます。
「むっむっ」
これは、意外と魚の反応が強いと思い、継続してハイブリットクロスを這わせていると・・・

答えはまさかのシロギス・・・
フカセ釣りでオキアミで釣ったことがないシロギスが釣れてきました。
たまたまか?と思って継続していると連続してシロギスが釣れました。
もちろん手前に接岸していたタイミングだったのは間違いないですが、同じ釣り場で何年も釣りしていますが、オキアミでシロギスが掛かったことが一度もなかったため、ハイブリットクロスにはオキアミにはない力があるとでも言うのでしょうか。笑
その日は短時間釣行だったのもあり、クロダイ(チヌ)は姿を見せてくれず、シロギスが数匹連発するという釣果に終わりました。
そして、約2週間後も、念のためオキアミは持っていきますが、ハイブリットクロス中心での釣り。

本命のクロダイ(チヌ)の時合はほぼなく、とにかくにも餌取り系の魚が連発していました。
写真はヒイラギです。

そして、この日はアジが超連発、最初から最後までコンスタントにアジが釣れ続きます。
このアジが重要なことを教えてくれました。
「ワームの釣りみたいに連続したアタリがウキに出る」んですよ!!
オキアミだと1〜2回の魚からのアタリでほぼ針から取れてしまったオキアミが、ずっと付いているからこそ起きる現象だと衝撃を受けました!
これで硬度もあげたらと妄想すると、実は餌取り対策になり得る餌なんじゃないかな、と感じました。
さらに「あれ?サビキ釣りしに来たのか?」というくらい色々な魚種がコンスタントに釣れ続きます。
そのため写真もかなり撮影が雑ですみません。笑
アジは磯竿でフッキングすると、口切れしますので、ヒットしたら、リールで巻き合わせが正解です。

針に乗りにくいものの、小さなスズキ君のアタリも連発・・
群れで入ってきたタイミングでしょうか。
とりあえず、餌取り系が大量に集まっているのは想像に難しくないですが、オキアミで同じ釣果出そうとすると、結構魚種が絞られたりするので、あれ?これはハイブリットクロスの釣果ではないかと思えるほど、色々な魚が釣れ続きます。
だがしかし!
本命のクロダイ(チヌ)は姿を見せず、ハイブリットクロスのお試しは終了。
色々な魚がどんどん釣れるという現象から、確実に魚から餌として認識されている印象で、居るところに入れられれば、特にフカセ釣りでも、穴釣りでも、ちょい投げでも、胴付き仕掛けでも、何でも使える万能餌という印象を受けています。
ただ、コツがあって、針への付け方ですが、針先を出さずに如何に美意識高く付けられるかが重要な気がします。
そして、針持ちが良いかどうかですが、F2に関してはオキアミよりは持ちが良いですが、取られる時は取られます。
ただ、遠投する際に針先から餌がずれる、外れるということがなく、ハイブリットクロスが取られなかった時に回収すると針からズレていない点は大変評価出来ます。
通常だとオキアミの付け方によっては毎投入ごとに付け直したり、形を整えたりする手間がありましたが、「それがない」ので、オキアミより手返しが良いとは言えます。
また、先ほどアジの点でも説明しましたが、連続したアタリを出すのが面白いです。
クロダイ(チヌ)でよく出るウキがポコポコする前アタリが、他の魚種でも出ると言う・・・
せっかく、硬さによる体系化を謳っているので、餌取り対策で硬いタイプも持っていけば良かったかな、と考えて釣行を終えました。
そして、最後に今回はマルキューから発売のチヌパワーV9の新作の集魚剤を使用しました。
こちらの赤い集魚剤と相性が良く、海中の中でも色の同調が出来ます。

とりあえず、F2のハイブリットクロスのみを使った簡単なレビューでしたが、次回は色々試します。
まず買える範囲で色々な硬さを使い比べてみるのと、ルアーで使うオフセットフックなどに、一番硬いサイズを付けてみたり、ライトカゴ釣りなどやファミリーフィッシングでも試してみたりなど、多種多様な使い方を時間をかけて試していきたいと思います。
そのため、本当の意味でこの商品の真価がご紹介できるのはまだまだ先になりそうです。
これを書いている時に思ったのは、各ハイブリットクロスを「薄めのワームケース」に太さや硬さごとに入れておき、ケースごと冷凍庫に入れ、釣りに行く時はケースごと持っていくという使い方です。
ハードユーザーになったら、そう言う持ち運び方はいかがでしょうか?笑
思い起こすのは「エコギアアクアシリーズ」

思い返せば、このハイブリットクロスのアイディアは、元々根魚向けを中心に発売されていたエコギアアクアシリーズが原点だったような気がします。
(全く検討違いならごめんなさい)
写真は最新版のエコギア熟成アクアですが、10数年以上前に発売された初期のエコギアアクアは素材が違っていて、液体につけておく硬い物体という印象でした。

この液体こそが、先ほど紹介したハイブリットクロスの餌持ち素材の正体ではないでしょうか。
この頃からすでにハイブリットクロスの種は存在していた訳です。

当時は、バークレーから発売されているガルプシリーズが売れに売れており、ほとんどの釣り人がこのガルプシリーズを保険で釣りに持っていくというイメージでした。
このガルプシリーズはスポンジ状の素材に魚が好むニオイや味を染み込ませた液体を染み込ませるというものでした。
このガルプシリーズに対抗馬として出てきたのが、先ほどのエコギアアクアシリーズです。
このアクアシリーズを初期の頃から使い込んでいますが、本当の初期はエコギアアクアのバグアンツ3インチというモデルでしたが、これは正直釣れるのですが、素材が硬くて、ルアー用のオフセットフックに刺すと裂けてしまい、すぐにダメになってしまいます。
また、魚が釣れるたびに素材が裂け、他のワームのように繰り返し使えることもなく、ただ裂けて使えなくなるという点では大きなデメリットを持つワームの一つでした。
ただ、ガルプシリーズ同様、ルアーフィッシングに餌チックな要素とワーム的要素がハイブリットした画期的な発明であることには間違いはありません。
ここからマルキュー(エコギア)のハイブリットクロスの原点的研究が続いていったと推測しています。

超懐かしいDVDですが、2009年ごろに発売されたエコギアアクアシリーズと同時期に発売されている?DVDです。

また、エコギアアクアが発売されてから数年後にマルキューの方から人工餌である「パワーイソメ」シリーズが発売されていきます。
※写真は初期モデルのパワーイソメではありません。

その後、ハイブリットテンヤというブームを起こそうとして、真鯛を釣るための一つテンヤに本来付けるエビではなく、エコギアアクアを付けるというやり方が少し流行りました。
エビよりハイブリットテンヤの方が抵抗感が少ないため、深いタナでも感度が上がるというメリットが印象的でした。
さらに、エコギアアクアシリーズの種類が増えて、「ミルフル」という全国どこでも使えるカーリーテール状のワームが発売され、個人的には相当多様した記憶があります。

ジグヘッドで餌よりも魚が釣れましたね。

特に夜の根魚釣りには欠かせず持っていっていました。
雪が降る1月の極寒の地域でも魚を呼んでくれました。
魚のコンディションは相当低いはずですが、このアクアシリーズが魚が食う時間を増やし、針掛りまで持ち込む点は他のワームでは出せない力でもありました。

タックルボックスの中には汁漏れしないような専用のケースに入れ、お守り代わりに必ず持っていっていました。
今、執筆していて、過去の写真を漁っていたんですが、この餌的なものとルアー的なもののハイブリットした歴史を感じています。
これが、今発売のハイブリットクロスへの道の一つだったと考えると長い間、マルキュー・エコギアの製品を使い続けてきて良かったと思います。
個人的に、歴史を見れば、マルキューのルアー版のブランドであるエコギアの技術や経験や研究が、このハイブリットクロスを誕生させたのではないかと感じてなりません。
一回、ハイブリットクロスの有頭エビタイプを使ってジグヘッドの釣りもやってみたいですね。
追伸
ちなみにですが、この記事を書き終わった後に釣具店勤務の友達にハイブリットクロスのこと聞いてみたら「釣れるみたいで結構売れているよ」と言われました。
その友達にハイブリットクロスの釣果、熱く語っておきました。笑
〇〇年使ってみたインプレ
ここからは実際に1年以上使い込んだ後の長期インプレになります。
その時がくれば更新しますので、よろしくお願い致します。

最後までご覧いただきありがとうございます。
