初歩の事前準備と情報

『超重要』魚を釣るための本質(重要性)3選

jyomonpapa

すでに釣りに関する記事を数記事を読んでいただいているので、早く釣りの具体的な話をしてくれ、という気持ちがあると思いますが、まだ説明したりないのです。

もう少しお付き合いください。

今回は、中級者の方でも参考になるような釣りの本質を3選紹介します。

この記事を読むだけで釣りの上達するスピードが格段に上がります。笑

釣りにおける重要性とは

釣りにおける重要性は古くから3つあると言われています。

僕自身、3つの重要性は本質を突いていると感じていますし、迷ったらこの重要性の順番通りに考えを膨らませていくことが多いです。

  • 場所(ポイント・タイミング探し)
  • 技術
  • 道具

特に場所というのは、どんな魚をどのように狙うのかによって大きく変わりますし、その日に魚が釣れる釣れないを決定づけてしまう可能性が最も高い重要な点となります。

河口域の砂地に潜むハゼを狙っているのに、河口粋が嫌いで岩礁帯にいるカサゴは同時には狙えないのと一緒です。

また海には潮の流れがあり、流れはじめや流れが止まるタイミングなど場所ごとや魚種ごとに、釣れるタイミングが存在します。

最も重要な『場所』というテーマから説明していきます。

一に場所

釣りにおける場所探しは永遠のテーマとの言うべき本質であるといつも思います。

また、この場所探しに成功した時、自分だけが知っているパラダイスのようなポイントが発見した時はなんともしれない喜びで満たされます。笑

場所選びのコツは魚の生態を知ることから

釣りをしていて今、釣れる場所というタイミングも広義の意味で場所と捉えるならば、とても奥深いテーマと言えるでしょう。

そうしたことから魚釣りにおいて、魚がいる場所を探すという行為はとてもクリエイティブで、重要なことです。

漁師さんが漁業場を大切にするのと一緒で、釣り人にとっては釣り場所とポイント(仕掛けを投入する場所)を見極めることはその日の釣果(ちょうか・釣りの結果)に繋がります。

では釣りの場所を探すためにはどのような道筋を考えていけば良いのでしょうか。

  • 魚の生態を知る
  • 潮の流れや状況を理解する
  • 釣場を考える(防波堤・岸壁・砂浜・磯など)

魚の生態を知ることがまず釣り場を選ぶ道標となります。

もちろん、元々この魚が釣れているという釣り場情報から探した方が効率が良いです。

ただ、何も情報がない中での基本的な考え方を紹介していきます。

わかりやすくするために「カサゴ」という根魚を例にします。

カサゴは根魚(ねざかな・ねぎょ)と呼ばれるだけあって、根周り、主に岩礁帯や消波ブロック付近に生息していることが多い魚です。

また、塩分濃度が濃くないと生息していないため、川から流れる水が含まれる地域にはごく少ない魚です。

こういう魚の生態を知っていれば、探す場所は絞られてきます。

まず、河口と呼ばれる汽水域は候補としてなくなり、むしろ、河口から離れた防波堤や地磯がメインとなります。

とてもわかりやすいのは河口から離れた消波ブロックなどの障害物が沈む防波堤ということになります。

また、カサゴは潮が早すぎる場所は好まない傾向があるため、防波堤に消波ブロックがあれば何でも良いというわけではなく、沖側の方が潮の流れが早い傾向にあるので、内湾向きや開けた消波ブロックなど、潮の流れがゆるそうな場所がベストです。

魚の生態という好みがわかれば、ここまで絞り込めます。

やる気のある方はグーグルマップで探せるかもしれませんね。

さらに例を挙げると、この魚が居るとこの魚も居るというケースもあります。

例えば、「クロダイ」という魚がいる砂地と根が点在している早すぎない潮のエリアには「キジハタ」という高級魚が一緒に生息していることも多いです。

なぜ、こうした例を出したかと言えば、キジハタという魚が全国的に生息域が広がっているのですが、どこで釣って良いかわからないという声が多いからです。

ですので、この情報がわかれば、クロダイの実績ポイントを追ってみるのも一つの場所探しなのです。

回遊魚と呼ばれる魚は比較的潮通しの良いエリアに回ってきます。

その日行っても釣れるかどうかわかりませんし、回遊魚はその名の通り、昨日居たからといって今日居るとは限らない魚達ですが、おおよその実績ポイントや魚の生態を理解していると探すスピードが上がります。

また、魚影の濃さというのも非常に大事です。

例えば、東京湾や相模湾でヒラメを釣ろうとすれば、知識のある船長に乗せてもらう船釣りでもしない限り、相当厳しいのは明白です。

ですが、茨城県や静岡県沼津などの魚影の濃いサーフなどにいくと魚と出会える確率が大幅に上がります。

つまり、魚釣りとは釣れるところに遠征に行くこともとても重要だということです。

防波堤を例にさらに別の角度からお伝えしていきます。

潮(海の水の流れ)が特に効いている防波堤の先端に立つことによって、青物(回遊魚)が狙いやすいかもしれません。

しかし、潮(海の水の流れ)が効いている防波堤がいつも正解かと言えば、日にちによって流れが違うと反対の位置が正解になったりします。

クロダイ(黒鯛)など潮の流れが早すぎない場所を好む魚を釣る時は防波堤の先端は場所としては良くない傾向にあります。

つまり、魚種や潮の状況により、場所の良し悪しが決まるということです。

特に魚の見た目を参考にすればわかりやすく尾びれの形がすごく参考になります。

尾びれがピンと流線形に尖っているタイプは泳ぎが得意な魚なので、潮が効く場所が良いです。

反対に尾びれが丸っこい形をしているタイプは潮の流れが緩やかな場所もしくは流れがゆっくりになる時間帯が良かったりします。

それ以外にもその魚が砂地を好むのか、岩礁帯を好むのか、河口(川から海に出て広くなるところ)でも生活できる魚なのかによっても変わります。

魚の習性を知ることから場所(ポイント探し)はじまるのです。

決してどこでもよいわけではありません。

通い込んだ釣り場なら、その釣り場内でこの場所には岩が沈んでいるや消波ブロックが並んでいるなど、より詳細に釣り対象魚の釣り場(ポイント)を絞り込んでいけるでしょう。

魚が集まる要因を見つける

そして、釣り場には必ず魚の餌となる小魚やエビなど、小さな生物が沢山いる要因が存在します

例えば、「大きな岩が沈んでいる」「水草や海藻類が沢山ある」「貝殻が防波堤のキワ(端っこ)に付いている」など、釣り場で魚がより集まる要因が存在していたのではあれば、それは立派なポイントになります。

特に目立つ存在があればあるほど良いです。

さらに一見何も何の変哲もない真っ直ぐな防波堤でも魚が着く要因は沢山あります。

例えば、防波堤には組み立てた時に必ず継ぎ目が存在し、その継ぎ目が魚にとっては隠れ家になったり、捕食するポイントになっていたりします。

そういう海を観察することが良いポイントを見つけるコツです。

もう一つ別の角度からお伝えするならば、海には「潮目」という生き物が流れによって集結するポイントが存在します。

生き物と言っても浮遊性の高い植物プランクトンや動物プランクトン、そしてそれを捕食する生き物が連鎖的に集合するということです。

潮目とは潮と潮がぶつかり、水中では流れが反転したり、流れが上向きに変化したりするポイントのことを言います。

釣り場でそうしたポイントを発見したら、優先的に仕掛けを投入してみましょう。

余談ですが、この場所を探すという釣りの本質をスキップする方法があります。

それはお金を払って船に乗ることです。

船に乗ることで魚の釣り場までは船長さんが連れていってくれます。

後は、釣人の技術と道具と運次第です!笑

最初のうちは海釣り公園が無難

最後に最も簡単な方法は海釣り公園など、釣果(ちょうか・釣りの結果)を公表しているところに行くことです。

ここでカサゴやクロダイが釣れていると分かれば、現場に到着して釣りをする場所をどこにするか考えるだけで良いのですから。

また、最近はSNS内において「地域名または魚種+〇〇海釣りクラブ」で検索するとその地域や魚種で海釣りを楽しんでいる人たちのクローズドな情報が手に入ります。

ネット検索する上では決して手に入らない生の情報が手に入る可能性があるので、チェックしてみるのも有りです。

ただし、ネット情報には注意が必要です。

場所やポイント、タイミングなどを公表したくない人が数ヶ月前に釣った魚を平然と写真付きでアップしていたりします。

そのため、つい最近の釣果なのか、写真に不自然な点がないかよく確認することも重要です。

この知識がなくては始まらない!潮の話

海釣りをする上で、釣りの再現性を出すために必要な知識が潮の動きです。

これらは釣具店などで売られている「潮見表」で確認できますし、最近は優秀なアプリが沢山出ていますので検索してみてください。

極端な話、釣り場に通いこんでいて、釣り場への理解が進むと、魚の活性が上がって釣れるタイミングがこの時間だから、この時間だけ短時間釣りに行こうという計画もたてられるほど、海の潮の動きは重要です。

長潮(ながしお)の朝9時〜10時くらいに活性があがるからこのタイミングだけ釣りをしに行こうということもできるということです。

そんな海釣りに重要な潮とは、地球と月と太陽の位置関係に連動して、ほとんど15日サイクルで変化していくのです。

  • 大潮(おおしお)
  • 中潮(なかしお)
  • 小潮(こしお)
  • 長潮(ながしお)
  • 若潮(わかしお)

潮はこの順番で変化していくのですが、大潮を例にすれば、地球と月と太陽が一直線に並ぶ時を大潮と呼びます。

海面の上下運動(落差)が大きいのが大潮で、最も小さいのが小潮です。

大潮は海面の落差が激しいのには理由があり、引力の関係で、海の水がよく動くタイミングとして知られています。

海の水が動き、潮が動くということは水の中では沢山の生き物が移動をしたり、または流れが強いので反対に移動しなかったりと行動がはっきり分かれる日でもあります。

その後の中潮では早くも遅くもない流れがゆったりと続き、潮の干満さが少ないタイミングのことを言います。

釣り場ごとに良い潮というのはまるで違いますので、一概にこの潮が良いとは言えませんが、筆者の経験上、大潮のあとの中潮はマズメのタイミングと重なるため、一つの狙いどきと言えるタイミングとして考えています。

地元で釣りをやり込んでいる常連さんほど、この時間帯に集中して釣りをしている傾向がありますね。

マズメとは朝日が昇り明るくなりはじめ、または夕日が沈み暗くなりはじめのタイミングのことを釣り用語で、魚の活性が高くなり、魚がよく釣れるタイミングです。

だからこそ、朝早く、深夜から釣り場に向かい、朝日をみるタイミングで釣りを開始する意味があるのです。

場合によっては朝だけ釣れて、あとは、何も反応がないなんてことも。

最低限釣り場に行く前に確認したい満潮(まんちょう)と干潮(かんちょう)の話

海の1日の中で必ず発生する事象があります。

日本海など、差がほとんどないという地域もありますが、通常、ほとんどの釣り場で1日中釣り場に立っていたら、波がこのラインまで来ていたのに、急に引いてしまった、反対に引いていたのに、潮が満ちてきたなんて海面水位の落差の違いを経験すると思います。

そういう海の変化のことを「潮の満ち引き」「潮の干満さ」と表現したりします。

具体的に、約12時間ごとに潮が満ちる(水位が高い)ことを「満潮」と言い、潮が引く(水位が低い)ことを「干潮」と言います。

そして、その間の潮が一瞬動かなくタイミングを「潮止まり」と言います。

満潮に向かう途中の表現のことを上げ7分(あげななぶ)と表現します。干潮から満潮までを10等分して、今7等分目ですよ、という意味です。

干潮に向かう途中の表現を反対に下げ3分(さげさんぶ)と表現します。こちらも満潮から干潮までを10等分して、今3等分目ですよ、という意味です。

実はこの満潮や干潮のタイミングが最も現実的に釣果(ちょうか・釣りの結果)に影響するところですので、その日の干満さは事前チェックしておいた方が良いです。

急に魚が釣れ始めたり、急に魚の食いがたたなくなったりするタイミングの変化にいつも潮の変化があります。

実際に起きる釣り場での潮の変化はそれぞれ

傾向として、内向きの港内港や漁港などの潮の流れは潮の満ち引きの影響を受けることが多いです。

外向きの漁港側や大きな外洋に面した流れをダイレクトに受ける離島や島周り、磯などは外洋側の大きな潮の流れの変化を大きく受けます。

しかし、ここまで海釣りで重要な潮について真剣に読んでいただいた方には少し申し訳ないのですが、実は海釣りはあらかじめ予測した通りにいかないことがあります。

例えば、大潮の日に満潮に向かう上げ7分のタイミングなのに、目の前の潮はまるで動いていないという現象があるのです。

大体の釣り場には干満さで潮の動きが変わるのですが、河口の流れの関係や地形的に反対に潮が流れなくなるなど、地域ごとに特長があるケースが多々有ります。

多くの釣り場で参考になる潮の変化ですが、実際に重要なのは目の前で生じる変化こそが魚を釣るために重要な情報であると心得ましょう。

潮止まりなのに「仕掛けがやけに流される・・・」

上げ7分なのに「仕掛けが流れない・・・」

急に沖で回遊魚が回り出して小魚を追い始めた!

など目の前で起きた事象こそが次の一手につながるヒントになるのです。

二に技術

スポーツ選手のすごい技術というとすごくイメージしやすいと思いますが、釣りにおける技術とは何でしょうか。

狙った魚に口を使わせる技

最終的な技術というのは「狙った魚に口を使わせる技」に集約されると思います。

ルアーでも餌釣りでも本質は一緒です。

道具や仕掛け(ルアー)の種類や使い方はもちろんのこと、釣人の腕も大いに関係してきます。

魚に口を使わせるためある意味魚を騙すテクニックとも言えるかもしれません。

噛み砕いていくと以下のようなポイントが挙げられます。

  • 魚に餌やルアーを発見させる技
  • 違和感なく魚の口元に餌やルアーを運ぶ技
  • 魚から餌やルアーを追ってもらう技

魚に餌やルアーを発見させる技だけでも数記事におよぶ内容になってしまいますが、例をあげると僕の好きな「ウキフカセ(撒き餌で魚を寄せるウキ釣り)」では配合餌を撒き、魚を広範囲から呼びます。

この撒き餌を使って魚を広範囲に寄せるということだけでも、どこからどう寄せるのか、どの層(タナ)や場所に魚を留まらせるのか、潮の流れにどのように撒き餌を流していくのかなど、考えられる技は無数にあります。

また、クロダイ(黒鯛)のように底(海底付近)で釣ることが多い魚については配合餌の中でも比重の大きな専用品などを選ぶ方が有利です。

それに加えて実際の釣り場での撒き餌の水分量やねばりなどの管理を考えるとそれだけでもかなり深い世界であることが理解できます。

ルアーでやるのであれば、波動が強くでるプラスチック素材のプラグで広範囲から魚を寄せる、ブレードと言われる水中で光に反射する金属を使って寄せるなどのテクニック・やり方が存在します。

波動が強ければ強いほど、魚に強烈にアピールしますから、早い流れの中でも魚に強くアピールし、ルアーを追ってもらうのです。

餌・ルアーに限らず魚を寄せるには道具の段階から考え、その日の海の状況を踏まえて魚に発見される最適解を見つける技が必要なのです。

魚に餌やルアーを発見してもらわなければ、釣り自体が成立しませんので、魚に発見してもらうプロセスは避けられないことです。

中級者以上の釣人でも必ずこの部分で壁に突き当たります。

僕も未だに釣り場で迷い、考え、楽しんで魚釣りをしています。笑

そして、違和感なく魚に口を使わせる技が最後の詰めの部分です。

多くの釣人なら経験していると思いますが、見えている魚にアプローチをかけても、無視されたり、見事に釣り針だけ避けて行動する魚が時々現れます。

水中で何がおきているのか言えば、人間が魚を見えているということは向こうからも人間が見えていて警戒している可能性が高いのです。

餌釣りをしていると餌がかじられてしまって、ほとんど残っていないことがあります。

しかし、それは同時に観察してみることで色々とわかることがあります。

例えば、魚の歯形がついている時のオキアミは魚が警戒して、かじっているだけだという情報が得られたりします。

その情報を次に活かすのです。

それにとてもクリアな水質だと魚に針や糸は丸見えです。

どんなに糸を細く見えにくくしても、見える魚はしっかり見えているのです。

ではなぜ良く見えている針や糸に気づかれずに魚が釣れるのでしょうか。

僕の考えでは、魚が針についている餌しか見えていない時、そして、周りが餌を食べ始め、競争心を煽られてついつい食べてしまうケース、あとは何らかの要因でリアクション的(反射的)に口を使ってしまう場合などがあると思います。

僕の好きな「ウキフカセ」では撒き餌の中に刺し餌(釣り針に刺している餌)をしれっと混ぜ、撒き餌の中の餌をパクパク食べているうちに、撒き餌に対して警戒心を解き、気付いたら刺し餌も口にしていて釣れるというパターンも存在していると考えています。

いずれにしても魚に口を使わせる小さな要因を見つけ、それを実行することが「技そのもの」と言えるのです。

ですから技を見つけ、磨いていくには日頃の釣りの中での観察眼がとても大事です。

観察して実体験したことこそが、次の1匹に繋がる技を生み出します。

誰かがこのやり方で釣っているから同じことをすれば釣れる!そういう世界ではないのが釣りの奥深いところなのです。

あくまで自分自身の観察からの小さな気づきが次の釣りにつながっていくのです。

慣れてきたら意識したい糸のコントロール「張らず緩めず」

釣りに慣れてきたら、ぜひ意識したいポイントがあります。

それは常に物理的に糸を張らざるを得ない仕掛けを除いて、「糸を張らず緩めず」という状態に保つことです。

魚釣りにおいて、友達や仲間と会話した瞬間に魚が釣れた!気を抜いた瞬間に魚が釣れたということは非常によくあることです。

よく言われるのが殺気が抜けたから釣れたんだ、と言われたりします。

僕も未だにそのようなことがありますから。笑

その魚にとって何か人間側の「釣ろう釣ろう」という意識が伝わらないための工夫の一つが「糸を張らず緩めず」の状態を保つことなのです。

また、水中で「糸を張らず緩めず」の状態でいると餌やルアーの動きに違和感が出づらく、

魚に警戒心を与えにくいというのが最大の理由だと思っています。

釣りを楽しむ技術があるとすれば、休むことも技術

釣りにハマっている僕からすれば、心底釣りに行きたくていくので、釣りを楽しむも何も、行く前から楽しんでいます。

それでも、釣りをしていると寂しさを感じたり、あまりにも釣れない時間が続き、心が折れそうになり、帰りたくなったりすることもあります。

そうした時に、黙って帰るのも実は釣りを楽しむ技術なのです。

どう言うこと?と思うかもしれませんが、自分の心から楽しむことが出来ないのに、無理にやると釣り自体が修行のようになってしまいます。

釣りをしたくないと感じた時に止めても大丈夫です。

時間の経過と共に自然とタイミングがくれば、釣りがしたくなります。

本当に釣りを楽しめる人は、釣りをしたくなった時に釣りが出来る人です。

しかも、一番重要なことです。

わざわざ、苦しみながら釣りをする必要はないのです。

三に道具

釣り道具というのは、釣人にとってはとても重要なアイテムです。

時に命を守り、時に釣りをせず眺めているだけでも楽しめる趣味のアイテムでもあり、釣りをする時の相棒でもあります。

自分が満足できる道具を揃えると釣りも楽しく満足できる

僕にとって釣具という道具があるからこそ、釣りを続けていると言っても間違いではないほど、道具に普段からトキメキを感じています。

別記事でも紹介していますが、僕のおすすめの道具の購入の仕方は「自分が満足できるアイテムを買う」という方法です。

その方が長い目でみれば、お金がかからないですし、道具を大事に扱うことにつながります。

自分が満足することが大事です。

高級品だから満足するというわけではありません。

僕は大学生の頃は20,000円のリールで大満足でした。

ですので、未だに使っている道具もあります。

釣り用のペンチは一番最初に4,000円くらい出して買ったペンチが気に入っているので、かれこれ16年くらいは使っています。笑(上の写真に写っています)

それくらい道具で自分が満足するということはとても重要なことだと思っています。

安いリールを購入して、半年後に結局中級クラスを購入して、最終的にハイエンドを買ってしまったという人は少なくないはずです。笑

僕もそうでしたから。

それであれば、予算が許す限り、最初からハイエンドで良いのではないでしょうか。

例えば、釣りバケツ一つとっても、使い勝手や性能に差があります。

安い安価な釣りバケツは初心者の強い味方ですが、何回か使用していると防波堤に擦れてすぐに破れてしまったり、金属部分がサビてしまって見た目が物凄く悪くなったりしやすいです。

それが気になるのではあれば、最初から耐久力のある釣りバケツを選んだ方が長い目で見れば、得ですし、釣りを楽しめます。

長年使用して初めて良し悪しがわかる道具は釣り竿

道具の良し悪しは長年使って気付くものもあれば、使ってすぐにわかるものもあります。

色々ありますが・・・

リールは比較的釣りをはじめた方でもその性能さは理解しやすいです。

巻いてもらえれば、リールの巻き心地だったり、軽さだったり、竿に取り付けした時のバランスだったり、とてもわかりやすいものが多いです。

しかし、長年の経験と深い知識がなければ理解しにくい道具があります。

それは「釣竿」です。

釣竿は安いものから数十万円する高級品までピンからキリまである釣りで最も重要な道具ですが、長年釣りをしていて感じることは釣り竿を理解するにはとても長い年月を有するということです。

一回二回の釣りではその竿の性能は理解できないことが多いですし、自分に合った好みの竿を見つけようとすれば、色々な竿を試してみる必要があり、釣りの回数をこなしていなくては理解しにくいアイテムでもあるのです。

ですから、最初のうちはゆっくりと一つの道具を使い込んでみると良いと思います。

何かの拍子に買い替えをした時に一つの釣り竿を使い込んだことで、その違いがわかりやすくなるからです。

こだわり出すとキリがない世界ですので、どんな道具を使うかを考えるだけでも楽しいのです。

一番安価でイメージしやすいのは「釣り針」ではないでしょうか。

他の釣具に比べ数百円程度で買えるので、釣り針は色々な種類があり、色々試せます。

色々試した結果、釣りの結果がよかったアイテムや自分が気に入ったアイテムを使っていく感じになります。

(もちろん、このブログでもおすすめアイテムは紹介しますよ!)

そのプロセスもとても楽しいです。

そして、釣りから帰ってきてからも揃えるものはあります。

それは海釣りで釣った魚を美味しく食べるための道具達です。

僕は比較的道具に拘って買うので、長年使い続けている傾向にあります。

包丁も使用して5年くらい研ぐだけで買い直ししていませんし。

今の包丁が大好きで満足しています。

是非、自分だけのお気に入りアイテムを見つけてください。

釣果(釣りの結果)に影響する釣り竿と仕掛け

さて、道具の前置きが長くなりましたが、道具というのは魚を釣るためにその性能を理解して使うことが重要です。

例えば、極端な話、小さなワカサギ(公魚)を釣るための糸や針でマグロは釣れません。

反対にマグロの強い仕掛けではワカサギ(公魚)は掛かりもしません。

全て、適材適所なのです。

故に釣り道具は沢山必要になるのです。

釣り竿の例をすると、クロダイ(黒鯛)という魚をウキフカセで狙おうとすると、適しているのはとてもしなやかに曲がるやわらかい竿(0.4号とか0号と表記されている)で5m前後の竿がおすすめです。

当然、汎用性を求めた通常の5m前後の磯竿1号クラスの竿でも釣れますし、楽しめます。

それに、別に磯竿でなくて堤防専用の竿でもクロダイ(黒鯛)は釣れます。

しかし、数釣りの1匹勝負になったり、魚の元気がない(活性が低い)渋い時にその貴重な1匹を釣るには専用竿が圧倒的に有利だったりします。

詳しくは別記事にまとめますが、クロダイ(黒鯛)という魚は竿がやわらかくないとバレやすい(糸が切れたり、針が外れたりすること)のです。

そのため、シビアな時ほど道具の性能の差は歴然として出ます。

僕が好む釣り竿は竿の根本付近まで曲がり、魚の引きをうまく、いなしながら粘る竿が好みです。

魚が嫌々せずに素直に浮いてきてくれると感じるからです。

このように釣人の思考や考え方も合わさり、選ぶ道具は適材適所なのが釣りという遊びの面白さでもあり、難しさでもあるのです。

いかがだったでしょうか。

釣りの本質3選と言えど、かなり長い話になりましたが、釣りをする上で重要視する順番=「場所・技術・道具」とそのまま当てはまると感じています。

これらの本質を忘れずに、迷ったらこの原則に立ち戻ってみてください。

最後までご覧いただきありがとうございます。

次回は魚釣り後の帰宅してから魚を捌くための道具達から。

次の記事はこちらから
『超重要』魚を釣るための本質(重要性)3選
『超重要』魚を釣るための本質(重要性)3選
プロフィール
タケ
タケ
フィッシングコンディショナー/ブロガー
元々20年以上ルアーマンだったが、ウキフカセ釣りのあまりの面白さに「けしこみングゥ!」サイトを立ち上げる。エサ釣りの面白さを伝えつつ、魚を食べる楽しみを届けたい情熱の人。 魚を美味しく仕立てる「究極の血抜き」にハマっている。二児の父。祖父祖母が魚屋で魚介類を食べて育つ。
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