ウキフカセ

ウキフカセ釣りにて、タモの柄と網を海に落とした悲惨な話

jyomonpapa

ウキフカセ釣りをはじめた当時の失敗話をしたいと思います。

なぜウキフカセ釣りはレバーブレーキを使用するのか、またウキフカセ釣りにおいてタモの重要性についてご紹介したいと思います。

はじめて購入したタモの柄と網は重かった

僕は個人的に釣具は嗜好品の一つでもあると思うので、自分が満足できる商品を買うことを推奨しています。

下の記事の道具論で記載しています。

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道具は自分が満足するアイテムを購入するのが良いというのが僕の基本的な考え方ではありますが、タモノエと網を購入する時は違っていました。

なぜかと言えば、当時はウキフカセ釣りにハマるかどうかがわからなかったため、まずは比較的安いタモの柄で良いと考えていました。

その結果、磯用の5.5mのプロックスというメーカーの1万円切るくらいのタノの柄を購入して、シマノのステンレス網を合わせて使用していました。

今はタモの柄も網もどちらもシマノで揃えていますが、最初に買ったのはお試しだったので、プロックスの比較的かなり重いタモの柄を使用していました。

安いタモの柄は、やはり重いです。

特に片手で持った時に重すぎて、筋肉痛になってしまうくらいです。笑

クロダイ(チヌ)を釣った時の大きなミスでパニックに

当時、クロダイ(チヌ)狙いで堤防から1号のオモリで、一気に底付近狙いの釣りをしていた日のことです。

さらにリールは当時の考えとしてはレバーブレーキタイプは不必要と考えていて、通常のドラグ式を使用していました。

魚がヒットし、何とか手前まで浮かした時は見事な銀色の45オーバーのクロダイ(チヌ)が姿を見せました。

手前まで寄せて、タモを左手一本で伸ばしたその瞬間、クロダイ(チヌ)は防波堤の際のえぐれに突っ込んでいきました。

その時に慌てて、右手を伸ばして竿を下げるも、一気のノサれてしまい、すでに左手片腕一本で伸ばしてしまったタモの柄を慌てて地面に置いた瞬間・・

不運にも足元にあった段差にタモの柄が当たり、バウンドしてそのまま海の中に網ごとタモの柄がダイブ!

そのまま沈んでいきました・・・・

この時は頭が真っ白の状態になり、パニック状態に・・・

何とか、浅場でランディングまでしましたが、網がないとランディングがこんなにも困難なのだとあらためて感じました。

その瞬間はパニックでしたので、冷静に考えられませんでしたが、その後冷静に考えた結果、2つの結論が出ました。

  • 片手で道糸を出す必要があるタイミングが存在する
  • タモの柄や網は総重量はできるだけ軽く

釣り竿というのは基本的に片手で扱えるものが良いと思いますが、魚とやり取りしている時は片手になったり、両手になったりしながら、魚をいなして手前に寄せてきます。

しかし、磯竿において長い竿を使って手前に寄せた時に、魚に余分な体力を残してしまっている時など、予期せぬ動きをすることがあります。

特に瀬際になり元気になる魚や今回のクロダイ(チヌ)のように、魚自身が防波堤の手前のえぐれという避難場所を理解している魚の場合、今回のように不意打ちをを喰らってしまい、竿を瞬時にノサれてしまうことがあります。

この時にドラグを出して対応することもできますが、今回はしっかりセッティングしているつもりがいざという時にドラグを出せずに、竿をノサレてしまい、網も落とし、パニック状態でした。

僕はこれまでルアーを合わせれば、色々な大型魚と対峙してきましたし、一生ものと言われるサイズの魚も何匹も釣ってきています。

そのため、正直油断かもしれませんが、魚とのやり取りには自信がありました。

毎回ドラグを計って設定したりと緻密さも忘れずに釣りに取り組んできたつもりでした。

しかし、今回のような致命的なミスを誘発してしまった改善をするためには「レバーブレーキ」という片手で竿を扱っているときに、自分のタイミングで糸を放出できる機能は絶対になくてはならないと感じました。

ルアーフィッシングと同じ感覚で、魚が獲れることは獲れますが、ウキフカセ釣り特有の5m前後の磯竿を片手で扱うにはそれをサポートする何かが必要でした。

そのサポートこそが片手で魚に竿ごとノサレそうになった時に助けてくれるレバーブレーキの糸を放出する機能です。

磯釣りでレバーブレーキが多用されている理由を体感した良い経験となりました。

そして、もう一つはできる限りタモの柄は軽い方が良いという単純な結論です。

タモの柄は結構高額で、大きなお金が必要になるものですが、タモの柄がそもそも重いと本当に大事な場面で、落水させてしまう原因にもなってしまうのです。

おそらく魚を入れた網を片手で扱うのはプロックスの重いタモの柄では無理でした。

重いので量で扱う必要があります。

ルアー用のタモの柄が短いタイプは持っているのですが、防波堤ならそっちの方が良かったです。

磯釣りだとタモの柄を収納した時に長いタイプの方が良いと考え、磯用のタモの柄を購入したのですが、ルアー用、磯用、どちらにしても軽いタモの柄が一番良いです。

これはタモの柄を海に落としてしまったという話にすぎませんが、磯などで本当に不慮の事故にあった場合などは、自分の命に関わる話です。

タモの柄重さ一つとっても決してバカにできる話ではないと感じています。

後日、タモの柄をすぐ買いに行ったのはいうまでもありません。笑

今回は雑記でしたが、少しでも参考になれば幸いです。

最後までありがとうございます。

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プロフィール
タケ
タケ
フィッシングコンディショナー/ブロガー
元々20年以上ルアーマンだったが、ウキフカセ釣りのあまりの面白さに「けしこみングゥ!」サイトを立ち上げる。エサ釣りの面白さを伝えつつ、魚を食べる楽しみを届けたい情熱の人。 魚を美味しく仕立てる「究極の血抜き」にハマっている。二児の父。祖父祖母が魚屋で魚介類を食べて育つ。
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