はじまりはいつもニジマス「ウキに恋した男」
今回は僕が釣りにのめり込むキッカケになった話をします。
海のカレイ釣りから始まり、ブラックバスのルアーフィッシングに本気でのめり込んだり、ロックフィッシュを追いかけたり、現在はウキフカセ釣りを本気で極めようと釣りを楽しんでいます。
そんなこのブログ著者のちょっとした経歴とキッカケについて話させてください。笑
タイトルをみて、某アーティストの題名だと思ったあなたは昭和生まれですね?笑
釣り堀のニジマスが忘れられない
小さな頃、何とかレンジャーの「ヒーローショー」に親に釣れて行ってもらう時にたまたま、そのヒーローショーの現場近くにニジマスを釣らせてくれる釣り堀がありました。
幼稚園くらいの時期ですので、うろ覚えですが、その釣り堀は糸を垂らした瞬間入れ食い状態でした。
親父にだだをコネ、とにかく釣りをしたかったのですが、2匹だけしか釣れせないと親父の頑固たる意志に負け、釣りを断念。
その時に釣ったニジマスが一生忘れらない魚の引きとなります。
「ドキドキ」したこと、魚の生命感、ニジマスが餌に食いつく瞬間まで、そのシーンだけは明確に覚えています。
今思えば、そのニジマスがいなければ今の自分は居ないと言えるほど、衝撃的な釣りとの出会いでした。
間違いなく、この時の釣り体験がなければ後々、釣りにハマることもなかったように思えます。
毎週、泣きそうになりながら海釣りへ行く小学生
小学生低学年の頃だったと思います。
とにかく釣りが行きたくてしょうがなかったのですが、親戚含めて僕の周りには釣りに釣れて行ってくれる大人がいませんでした。
海釣りが出来ればとにかく何でもよく、仕方ないので、友達と2人で海釣りに出かけるようになりました。
(学区という規制があり、本当は子供達だけで遠出してはいけない決まりになってました。笑)
友達と釣りをするだけだと飽き足らず、海までの道を覚えてしまえば、1人で毎週釣りに出かける時期もありました。
小学生が1人で釣りに行くのですから、今思い返せるくらい「悲しい」釣りが続きました。
釣りの楽しみより、1人で海にたたずむ悲しさの方が優ってしまい、1人で釣りに行っては寂しくなってすぐ帰るなんてこともしょっちゅうありましたね。笑
小学生の頃釣りにのめり込んで沢山釣りしました!的な話かと思えば、小学生の頃は一緒に釣りに行ってくれる人がいなくて「寂しい・悲しい」思い出の方が優っているかもしれません。
特に1人で当時は泣けなしのお金で買った弁当を自転車のカゴに積んで、海に行った時、一瞬目を離したスキにカラスに弁当を持ち逃げされた時は「本気で泣いて帰りました」笑
その後も、餌のイソメをカラスに持ち逃げされたりと小学生の時期は釣りを沢山していたものの、色々な失敗の連続だった気がします。
それでもめげずにブラクリ探り釣り、サビキ釣りやウキ釣り、ちょい投げ釣りなど、自分ができる範囲の釣りは一本のグラスロッドで何でもやりました。
あの時代が餌釣りのベースとなる時期になっていたと気がつくのは随分あとになってからです。
「グランダー武蔵」というアニメにハマる
小学生高学年になり、釣りに行く回数は減っていきました。
カードゲームやテレビゲームの面白さが勝り、そっちの方が楽しくてしょうがなかったからです。
しかし、ある日、家で契約しているスカパーのアニメチャンネルで「グランダー武蔵」というブラックバスを釣るアニメが一気に放送された時期がありました。
それを見て、釣り熱が再熱!
親戚のおじさんの持っているソフトルアー(ワーム)に心躍らせるほど、ルアーフィッシングに魅力を感じていきます。
そのおじさんは試しに買ってみただけでルアーフィッシングに関しては全くの素人でした。
その当時はインターネットもなく、ルアーフィッシングをしている大人は周りにはいなく、テレビでやっているブラックバスの釣りはどこで何をどのようにするのか検討もつかず、迷走が続きました。
それでも自分なりに「ブラックバス釣り入門」という本を中古で購入してみたり、「グランダー武蔵」を見返してみたりと色々興味を持っていましたが、本当に情報がなさすぎて、ルアーで魚を釣ることを毎日夢見ていました。
アイナメ をワームで釣った日
中学生になる手前くらいだったと思います。
ルアー釣りに憧れるも何をしてよいかわからない迷走期間がずっと続きました。
しかし、海釣りで普段ブラクリ仕掛け+イソメで釣れるアイナメ という魚がワームで釣れるという情報を手に入れました。
何かの本に書いてあったと思います。
早速、その時に釣り好きの友達に話をしますが、ルアーで魚が釣れると全く信じてくれません。
ゴムの塊にしか見えないワームで魚が釣れるわけがないと一蹴されてしまいました。
悔しい思いをした僕はアイナメ をブラクリ仕掛け+ワームの落とし込みで狙いますが、その友達のいう通り、アタリすらありません。
「やっぱりルアーで魚が釣れるのは特殊な状況なんだろう」と半分諦めて何釣行かした時、そのルアー否定派の友達の目の前で、アイナメ をワームで釣ることに成功します。
当時は上州屋さんかどっかで購入した100円くらいの塩漬けの激安ワームだったと思います。
とにかく興奮しました!
数年間のルアーフィッシングに対する疑念と思い込みとそして、苦しさが開放された瞬間でした。
ワームで釣れるということを知った後は、色々なルアーを海釣りで試してみるようになりました。
特にグランダー武蔵のバイブレーションというルアーである「シノビート」でクロソイを釣ったことは今でも夢にも出てくるくらい衝撃を受けた1匹でした。
今となってはルアーで魚を釣ることは当たり前ですが、当時、インターネットもない時代で、周りに釣りをする人がいない環境の中では「ルアーで魚を釣ることは夢のまた夢」だったのです。
このブログを書くキッカケとなるのはこの頃の体験が大きいかもしれません。
「超初心者向けに周りで釣りをしたことがなくても独り立ち出来る釣り入門」をコンセプトにしていますから。
釣りをするために大学を選ぶ
親に叱られるかもしれませんが、そっと公開します。
僕は釣りが出来る海の近くの大学に進学したのですが、あーでもない、こーでもないと色々と理由をつけて進学したのですが、本当の理由は「釣りがしたい」でした。爆
宮城県の大学に通っていた僕は、最初の1年目こそ、バイトやゲームをして過ごしていましたが、2年生から4年生までは釣り三昧。
朝釣りして、大学行って、帰りに釣りをして、友達の家でご飯食べて、夜釣りをしに行くというスーパー釣りバカ生活でした。笑
本当に当時の釣り仲間とはアホなことを色々やりました。
あの4年間で子供の頃から憧れだったブラックバスのルアーフィッシングを毎日やったり、ロックフィッシュのルアーフィッシングを毎日、やり込んだりしました。
たまにはアジングやメバリングしておかずを確保したりと、とにかく毎日釣りのことだけ考えて生活していましたね。
バイト代ですか?
全て釣具代でしたよ。笑
釣具店に正社員で勤務・店長職まで経験する
これだけの釣りバカですから、現在は違いますが大学を卒業した時は釣りに関係する仕事一択でした。笑
シンプルに釣具店の店員を何年か経験し、関東の某店舗で店長職をさせてもらうことになりました。
その時はとにかく覚えることだらけで必死に仕事していましたが、この時に業界のことや釣具を売ることの基礎を学びました。
ここで学んだことは専門のプロショップを除き、自分の趣味を伝えることや自分の釣りを追求したい人は釣具店員にはむいていないということです。
僕自身がそうでしたから。
やっぱり、釣りを仕事にする=好きなことではないと言うことです。
趣味も釣りで仕事も少し視点が変わった釣りという感じで、なかなか充実していたとは言い難いというイメージです。
ただ、その時代に勉強のために鮎釣りや渓流釣り、磯釣り、マグロなどなどと言った当時の自分ややらない釣りの入門書を買い漁りました。
その時に特に幅広い知識を大量に仕入れることになりましたので、人生長い目でみればとてもプラスになっています。
社会人になり船釣りを覚える
社会人となり、就職してからというもの、ブラックバスのルアーフィッシングのステージがボートゲームに変わっていきました。
また、釣り仲間が熱狂的なロックフィッシュファンということもあり、関東の各地域のハタ類を中心としたロックフィッシュの船釣りにハマり、毎回船釣りという社会人生活が続きました。
船釣りでは岸からと違い、魚を釣るための技術や潮や船の動きによって何をすることがベストなのか、理解するのに本当に役立ちます。
潮も動き、船も動いているわけですから、実は釣人側にとっては有利ではない点が多いということに気がつきます。
そして、釣具もだんだん高価な物を使うようになり、道具の良し悪しもよくわかるようになっていきます。
船釣りをしてはじめて、魚釣りの場所選びの重要性に気がつきます。
プロの船長に任せるだけで、こんなに豊かな海が近くにあったということに気づかされます。
また・・・ニジマスかよ!
ある日、まだ歩けない下の子を連れて、上の子と一緒にキャンプ風のコテージに行った時の話です。
コテージではなぜか、ウキ仕掛けの釣り竿を貸してくれ、目の前にある川で釣りをさせてくれます。
内心ルアータックル持ってくればよかったと思って、僕はコテージの人に渡された練り餌と釣り竿と一緒に川を少し下っていきます。
子供達は危ないので、奥さんに任せて僕1人で進んで釣りをした時のことです。
何十円かで買えそうな玉ウキを見つめながら、川筋を流し込んでいきます。
流れが急になる筋に玉ウキが差し掛かった時!
玉ウキが僕からみて川幅上下に動きます。
「なんだこの動きは・・・」
と注視していると、その玉ウキが水中に吸い込まれていったのです。
「あっ」
必死に竿を立てながら、魚のあたりを感じた時には時すでに遅し。
その大きな魚は流れの芯のど真ん中に突進していき、僕の竿は倒されて完全にのされてしまいました。
一瞬見えたその魚体は白くも虹色にも緑色にも見えるニジマスのそれでした。
35〜40センチはありそうな見事な魚体でした。
その見事な魚体の姿、名残惜しさを残しつつ、玉ウキもろとも、糸が弾け飛んで、水中に沈んでいきました。
僕はこの時の玉ウキの消し込む瞬間が脳裏に焼き付き、一瞬にしてウキ釣りの虜になってしまっていたのでした。
恋をしてしまったのです。
玉ウキに。
まじです。笑
キャンプ場ではもはや、心の中は釣りのことでウキウキ。
何がウキウキかと言えば、すでに頭の中にあった「海釣りでのウキフカセ釣り」を妄想していたからです。
「これだ!俺のしたい釣りはこれだ!」
とハートが動くとはこのことです。
キャンプから帰った後、家族に内緒でこっそり釣具屋に立ち寄ってウキを眺めていたことは内緒です。
こうして僕の人生の次のステージが動き出したのです。
自分の経験を発信したくて2016年からブログを始める
このブログではありませんが、実は2016年から僕はブログを書いています。
特に釣りの知識に関してまだまだクローズドな情報も多いと感じていますので、積極的に発信するようにしてきました。
今は、家族での釣りや初心者が経験者と一緒に行かないでブログだけで釣りが出来るようになるというテーマと自分の好きなウキフカセ釣りを広めるという二つのテーマを元にこのブログを解説しました。
前のブログは未だにアクセスがありますが、いずれ、少しづつ記事を少なくしていこうと思っています。
ブログやYouTubeは不思議なもので、その人の熱量(楽しくやることが前提)が読者や視聴者さんに伝わる不思議なメディアです。
生成AIが記事を書くことをしている人がいますが、記事の骨格作りのサポートになると思いますが、記事を書く人の熱量にはかないません。
個人でも十分にやっていけるだけの素地がインターネットの分野にはまだ転がっています。
自分の好きなことや得意なことを積極的に発信することで、それを読みたい人が必ず現れ、読んでくれます。
昔みたく、雑誌に投稿できるような人しか発信できないという時代でもありません。
個人の好きが他人に影響を与え合う時代になっています。
僕はたまたま、それが釣りだっただけです。
人それぞれ、好きなことや得意なことは違います。
それぞれ個性豊かな世界観があります。
それらを自由に表現しないのはもったいないと感じています。
何より、僕は人に何かを伝えることが好きなタチですので、こうしたブログ媒体は性に合っています。
書いていて、とても楽しいです。
最後までご覧いただきありがとうございます。d( ̄  ̄)