「釣り場まで快適なリュック式バッカン」マルキュー/ドライバッグMQ-06/PA-06
今回、ご紹介するアイテムはエサ釣り師なら誰でも便利に快適に使える背負えるリュック式のバッカンです。
大型釣具店以外ではほとんど見かけないので、生産量が少ないのか、売れているのかわかりませんが、釣具店にはあまり置いていない印象です。
すごい便利なんですけどね!
この「背負えるリュック式のバッカン」というワードだけでエサ釣り師の悩みの一つである荷物が多くなりがち問題を軽減するイメージが持てると思います。
まさにその通りです!
僕の場合、ウキフカセ釣りの相棒として使っており、このバッカン無しでは釣りに行きたくないレベルで好きなアイテムです。
そんなバッカンの魅力をたっぷり語ります。
売れてて買えなければ申し訳ありません。本当、良いアイテムです。
僕なりの使い方の紹介
僕の使い方として、基本的にウキフカセ釣り用の道具を背負えるバッカンの中に入れ、釣り場までいきます。
とにかく移動が楽になりました。
今までは片手で持っていたバッカンを背負えるわけですから、片手がフリーになります。
僕の場合、釣り場へ行く格好にフローティングベストを着て、この背負えるバッカンを背負い、左手側にはロッドケースを肩にかけ、右手はクーラーをガラガラと引いていくスタイルで定着しました。
磯釣りの場合、もう一個増えることもありますが、基本的に上記スタイルで移動できるので、どこの釣り場でも圧倒的に楽に移動できるようになりましたね。
ちなみに、冬の防寒具を着て、さらにその上に分厚い磯用のフローティングベストを着込んでも、問題なく背負える長さがあるベルトが付いています。
左手がハンズフリー状態になるので、スマホ弄りながらも歩けます。笑
僕はスマホ左手で操作するので、スマホ見ながら移動も可能な状態を作っています。
背負えるバッカンの中に収納しているのは「撒き餌用のセミハードバッカン」で、道具を収納した状態のバッカンを丸ごと入れています。
いわゆる入れ子式です。
具体的な製品名は「マルキューのパワーバッカンセミハードTRⅦの40センチタイプ」です。
この背負えるバッカンの中に40センチバッカン入るか気にしている方もいると思いますが、マルキュー同士であれば入ること確認できていますし、僕はそのように使っています。
そのため、36センチタイプも余裕で入ります。
セミハードタイプの撒き餌バッカンの中にも色々アイテムが入っており「水汲みバケツ」「エサバケット」「簡易ロッドスタンド」「マゼラー」「プレスボード」「ブラシ」「柄杓スタンド」「フィッシュグリップ」などなど、撒き餌バッカンにそのまま設置したり、使用するアイテムを全部入れています。
(写真に全部写ってないです・・・)
そして、背負えるバッカンの方の収納スペースには「タオル」や「ハサミ」「ゴミ袋」「簡易トイレ」「ウェットティッシュ」その他メインではないけれど、釣りの際に使うサブアイテムを収納しています。
今後はライターやアウトドア用品なども収納していこうと計画しています。
本体に付属している仕切りもあります。
僕の場合、使わないのでどこかいってしまいましたが、本来はバッカン内部に仕切りもあるので、バッカンの中にバッカンを入れるスタイルでない人でも道具入れとして色々使えそうです。
蓋を開けると左右に固定用のバンドがマジックテープで固定されているので、蓋を開く角度を自分で調整できるのも、良い気遣いだと感じます。
使い方紹介
バッカンに簡易竿置きなどのアイテムを付けられる
まず、このバッカンにはマルキューから発売されている様々なアイテムが付けられるようになっています。
海釣りで必須な簡易ロッドスタンドやマルチケースなどを固定できます。
ただし、簡易ロッドスタンドを付ける場合、バッカン内に重めの荷物を沢山詰めておかないと、風などで長い竿がふられた時に、そのまま倒れてしまうリスクがあります。
内側には便利なチャック付きの収納スペースが二つ
まず、バッカンを開けると蓋の裏側にメッシュ式でチャックで開閉できる収納スペースが現れます。
このスペースの使い方は自由ですが、帰りによく使うものや薄く細いアイテムなどをまとめて入れておくことが良いと思います。
ネットがあり、脱落したり、落ちたりしないので、仕掛けの予備でも良いと思いますよ。
僕の場合、緊急時にも対応できるように簡易トイレも入れています。
そして、もう一つ便利な収納バッグがバッカン内部の端にマジックテープ式で付いています。
ウキフカセ釣り師であれば、予備の仕掛け類やウキなんか収納も良いかもしれませんね。
僕の場合、予備のタオルなど、予備系のアイテムをまとめて入れています。
マジックテープ付きですので倒れることもなく、便利です。
バッカンサイドに専用のバンドで色々固定できる
バッカンの片方には網目式のネット、もう片方には付属品の紐型のバンドを取り付けることで、色々な物が固定できそうです。
ネット側の方には折りたたみ式のタモネットを入れたり、雨がっぱやレインウェア、水汲みバケツなど、そのほか挟めるものならなんでも入りますので、かなり便利なネットです。
一時的に衣類やちょっとしたバッグなどを挟んでおくのにも便利です。
下側は隙間が少しあり、細い物によってはすり抜けてしまうので、ある程度のサイズの物を収納というよりはネットでバッカンサイドに押さえつけるという使い方になります。
こちらの紐型のバンドは今のところ、どう使うのか僕の中ではイメージがありませんが、公式ホームページだと、ヘラフナ釣り用のクッションを挟んでいましたね。
ネット側に挟めない少し大きめのアイテムで紐がかけられるアイテムであれば、固定ができそうです。
磯釣り時に注意したいこと「重要」
磯へ渡船する際の注意点になりますが、磯へ渡してもらう際は全員がタッグを組んで荷物を磯へまとめて運搬します。
そのため、自分の荷物、他人の荷物関係なく磯へほぼ放り投げるくらいの勢いで荷物を磯へ渡していくのですが、その際にこのリュックタイプである2本のベルトがブランブランして、とても持ちにくいのです。
本人が背負って磯へ渡るのはおすすめしません。
万が一、船が揺れたりして、バランスを崩してしまって落水などのリスクを考慮すれば、片手で持てる範囲の荷物をリレー方式で磯へ運ぶのが最も安全で確実な方法です。
そのため、片手で持てる状態にしてあげる必要があります。
僕の場合、ルアー用で余っているロッドベルトで2本のベルトを固定して、持ちやすい状態にして船に置いておきます。
そうすれば、自分以外の人が荷物を持った時でも片手で荷物運びがしやすいです。
撒き餌用のバッカンの場合でも、基本的に持ちやすいように持ち手を束ねておきます。
(メーカーによりやり方が違います)
そこまで配慮する必要があるの?という質問がありますが、船長はそういう気遣いを良く見ています。
釣人の力量をみて、良い磯を選んでくれるケースもあり、こうした細かい積み重ねが次につながることもあるのです。
僕の場合、この背負えるバッカンの中に撒き餌用のバッカンセットを入れているのですが、釣り場で撒き餌バッカンを出してしまうとバッカンの中がかなりのスペースができます。
そのスペースに色々なケースや帰りに使うものなどを入れておくことが多いのですが、実はこの空きスペースがとても重要です。
磯釣りでは、万が一、高潮の発生や海の急変・雷などにより磯からの「緊急回収」ということがあります。
文字通り、船長が全速力で迎えにきて、「帰るぞ」コールして、すぐ撤収することです。
その際は道具を一気に片付けてすぐ帰れる準備をしなくてはなりません。
その際にバッカンの中に空きスペースがあれば、磯に展開しているアウトドアグッズや釣具や道具をぼんぼん放り込んで、すぐ帰れる準備をすることにつながります。
場合によっては、ライブウェルに入れていたり、ストリンガーに掛けている釣った魚をそのままバッカンに放り込むぐらい切羽詰まるケースもあります。
でも、これは本来バッカンなので、万が一魚を放り込んでも後で洗えば問題ありません。
そういう意味でもこのバッカンの中にバッカンを入れる入れ子式のバッカンスタイルは磯釣りで流行って欲しいやり方かなと思っています。
また、あえて悪い点をあげるとすれば、少し裏側のゴムが薄いという点でしょうか。
磯釣りに使っていたら、やや滑りやすく、長年使用していると、裏側にかなりの傷が入り、いずれは消耗してしまう気がします。
今のところ、ほとんど気になってはいませんが。
エサ釣り師におすすめな理由は「移動がとにかく楽になるから」
僕はウキフカセ釣りがメインですので、ウキフカセ釣りのアイテムばかりのイメージになってしまいましたが、エサ釣り系ならなんでもいけます。
小さなクーラーであれば丸ごと入りますので、電車釣行派の人や自転車で移動する釣人など、他にも使い方が色々ありそうですよ。
リュックで釣りにいけば良いのでは?という意見もありますが、このバッカンということが肝で、例えば、釣り後にバッカンを洗うことは必須ですが、海水に濡れたままのストリンガーや水汲みバケツなどの濡れたアイテムでもそのまま入れることができます。
できる限り荷物をコンパクトにしたい方はこの中に入る道具だけで釣りをすることも可能です。
コンパクトロッドがあればそんなことも可能ですね。
というか40センチのバッカンが丸ごと入る時点でかなりの容量ですので、釣りのジャンル次第では十分な大きさです。
また、この背負えるバッカンの最大の利点は、釣り場へのちょっとした移動から長距離の歩きまで、移動という移動が圧倒的に楽になった点です。
たかが片手が空くだけと思われるかもしれませんが、片手が空くことが重要なのです。
片手に持っていた荷物を持つ手が疲れたら、反対の手で持つこともできますし、釣り道具の移動時のストレスを軽減するアイテムとしてはとても優秀で、すごい良いアイディアだと思います。
磯釣り用に改良して欲しいという要望はありますが、これで十分です。
壊れるまで使うと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。