ウキフカセ

米ぬかと市販の配合餌による撒き餌ブレンド例「米ぬか×パン粉×グレパワーV9」

jyomonpapa

今回は米ぬかをベース餌とした市販品におすすめの配合餌とのブレンドをご紹介します。

米ぬか単体だけでは撒き餌として不安がある、米ぬかに色々な機能を足してオリジナルの撒き餌を作りたいと考えている人向けの記事です。

特に今回ご紹介するグレパワーV9は餌釣り店であれば、全国で売っていない釣具店を探す方が難しい集魚剤です。

つまり、ほぼどこでも入手できますので、撒き餌の入手しやすさはNo.1です。

米ぬかをベース餌として撒き餌作りをしていますが、米ぬかベースで問題なく魚が釣れるため、市販の配合餌に求める部分は主に3つあります。

  • 集魚・摂餌効果を高める
  • 視覚的に見やすくする(投入時)
  • 撒き餌の使いやすさを上げる

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今回の撒き餌ブレンドはメジナ(グレ)・クロダイ(チヌ)を釣る上で、使いやすく、浅いエリアやメジナ(グレ)を中心とした釣りにぴったりの撒き餌です。

米ぬかやパン粉で撒き餌のボリュームを出しつつ、伝統的な基本の集魚剤(グレパワーV9)で集魚力をアップするある意味、最も基本的な撒き餌の1つと言えるかもしれません。

拡散する撒き餌

今回紹介する撒き餌の最大の特徴は、浅いエリアや表層付近を狙う釣りに相性が良い撒き餌で、そのため、必然的にメジナ(グレ)がメインのターゲットになります。

グレパワーV9の特徴として、混ぜ込みすぎなければ、拡散力に定評があり、表層付近でバラバラに拡散する傾向が高いです。

そのため、表層や浅いエリアを積極的に、そして、攻撃的に狙っていく撒き餌として大いに機能します。

さらにグレパワーV9の拡散力を強化するために今回はあえて、パン粉もブレンドしています。

パン粉をブレンドしなくても良いのですが、パン粉を入れることで一気に拡散性能に磨きがかかり、グレパワーV9の基本的性能と拡散力を最大限まで引き出してくれるような気がしています。

さらに面白いのが、元々まとまり力がある撒き餌でもあるので、釣人の作り方次第では、より遠投性能と拡散力のバランスを自分で調整がしやすいというのも1つポイントです。

パン粉と米ぬかによるボリュームアップ、そして、グレパワーV9の総合的な集魚効果と拡散力のバランスが良いです。

そもそもですが、粒子が細かい米ぬかに対して、パン粉は粒子が荒いです。

ということは、海水でまとめてあげても粒子の違いから親和性が低く、しっかり混ざりきらないので、バラバラになりやすいという特性があります。

そのため、米ぬかとパン粉の組み合わせは拡散性を高めるのに最適です。

拡散するとは海面に撒き餌を投入した時にすぐにバラバラに広がっていく動きを言います。

いわゆる、ぬかパン撒き餌ということです。

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このぬかパン撒き餌に、そもそもバランス能力が高く、集魚力と撒き餌の拡散力に優れた基本的な集魚剤である「グレパワーV9」をブレンドすることで、撒き餌の増量と集魚力、拡散力を高めている撒き餌というイメージです。

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米ぬか×パン粉×グレパワーV9の作り方

用意する材料はこちらです。

  • 米ぬか1キロ
  • パン粉1キロ
  • グレパワーV9×1袋
  • オキアミ3キロブロック
  • ※好みでMSP(レッド)

これで大体半日は持つ量だと思います。

まずはオキアミ3キロを半解凍もしくは全解凍の状態でバッカンに入れます。

※オキアミを潰したい方はここで潰して調整してください。

海水を2,000ml入れます。(調整したい方は少なめからスタートしても良いです)

パン粉を全て入れ、オキアミ汁と海水を吸わせるように軽く混ぜていきます。

軽く混ぜた後、少しだけ時間をおくとパン粉にしっかりオキアミエキスが吸われていきます。

米ぬか1キロ入れます。

僕は米ぬか2キロ作成を推奨していますが、この撒き餌の場合、半分の1キロがちょうど良い感じでしたので、1キロおすすめです。

米ぬかを混ぜずに上からグレパワーV9を入れます。

ぬかパン撒き餌の混ぜ方とコツは一緒で、まずはオキアミをふんわりと掘り起こすように、空気を混ぜるように優しく混ぜていきます。

空気を抜いたり、練り込まない方がメジナ(グレ)には良いです。

これでほぼ完成です。

僕はMSP(マルキューシンクロペレット)が好きなので、最後にまぶして混ぜます。

すくった感じ、結構ふわふわな撒き餌です。

投げ方次第でバラけさせたり、カップ内におさめてしっかり固めることで遠投もしやすい撒き餌です。

投入した直後、海面から一気に拡散していきます。

表層から中層の浅棚を釣る時には抜群の効果を発揮します。

こちら、アミエビのエキスではなくてオキアミのエキス粉末をグレパワーV9にブレンドしていることで、小魚や餌取りが圧倒的に集まってくるというわけでもなく、メジナ(グレ)だけをしっかり狙って使用することにもおすすめ出来ます。

また、このバラけ具合を撒き餌の材料で調整する方法があって、今回は「釣具のポイント」で購入したパン粉を使用しましたが、釣具のポイントのパン粉の特徴は粒が大きく、荒いです。

良い悪いはありませんが、パン粉の粒が大きければ大きいほどバラけやすい撒き餌となります。

超遠投するためにまとまり重視にしたい場合、できる限り粒の小さいパン粉を探して使用すると、撒き餌がまとまりやすくなります。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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プロフィール
タケ
タケ
フィッシングコンディショナー/ブロガー
元々20年以上ルアーマンだったが、ウキフカセ釣りのあまりの面白さに「けしこみングゥ!」サイトを立ち上げる。エサ釣りの面白さを伝えつつ、魚を食べる楽しみを届けたい情熱の人。 魚を美味しく仕立てる「究極の血抜き」にハマっている。二児の父。祖父祖母が魚屋で魚介類を食べて育つ。
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