『要確認』釣りの前に初心者が確認するべきマナーとルール7選
初心者の人が釣りに行こうとして、いきなり釣り場に立つ前に知っておきたい注意事項が複数あります。
特に釣り場のマナー問題は釣り業界の中で沢山の議論を呼んでいます。
そんな重要なマナーとルールについて解説します。
釣り場での挨拶
釣り場での挨拶はとても重要です。
沢山の人が集まる公園や港、海釣り施設など混雑した場所は特に人と人とのトラブルが起きやすいです。
例えば、隣どうしで糸と糸が絡んでしまうことを「おまつり」と言いますが、おまつりをしてしまった場合、挨拶しているとしていないでは気まずさが違います。
挨拶して釣りをしていた場合、気兼ねなく「すみません」と言えますが、挨拶していなかった場合、最初の「すみません」が言いづらくて仕方ありません。笑
また、挨拶後の会話にはいくつかの意味があります。
- 先行で入っている人に自分も釣りして良いか確認をする
- 今どんな魚が釣れて、どのくらい釣れているのか確認できる
- 先行で入っていた人が釣りに詳しければ色々教えてもらえる
- 釣座(道具や竿を置く場所)の配置を伝えて、竿を踏まれるなどのトラブルを防ぐ
どれも大切ですが、先行していた人が話やすい人であれば、何がどのように釣れているのか聴くのも、その日の釣りのヒントになりやすいですね。
僕は子供の頃はよく先行者のおっちゃんに色々聞いて、その日何をどのように釣れば良いのか確認したものです。
現代は他人との会話が希薄な傾向にありますので、釣り場では特に意識してみてはいかがでしょうか。
仕掛けを投げる時は後ろを確認
いざ、釣りをして仕掛けを投入する時に、後ろにたまたま人が通りかかったりした場合、その人に仕掛けや最悪針を引っ掛けてしまい怪我をさせてしまう可能性があります。
そのため、ルアー、餌釣りに限らず、周囲の状況を冷静に確認してから仕掛けを投入することを心がけてください。
釣りも歩行者優先です。
撒き餌やコマセ(寄せ餌)は使用可能な場所のみで使用する
ウキ釣りでは魚を寄せるために撒き餌やコマセという魚を寄せるための餌を撒きます。
その撒き餌やコマセに関しては、場所ごとに使用を禁止ているところがあります。
ちなみに明らかに使用してはいけないのは都道府県の中では東京都と茨城県です。
他の都道府県については場所ごとに確認が必要です。
釣りに開放されている公園でも「撒き餌やコマセは禁止」ということも少なくないので、必ず事前確認しておきましょう。
この撒き餌やコマセのルールがあるのには理由があります。
- こぼれた撒き餌からとてつもない臭気が発せられて苦情がくる
- こぼれた撒き餌に鳥類などの動物が集まってしまい衛生面が悪くなる
そのため、撒き餌を使う釣りには「海水くみバケツ」は必需品です。
釣りが終わったら、必ず綺麗に流しましょう。
撒き餌が散らばり、汚れが放置されてしまう場合、最悪、釣り場自体が「釣り禁止」になってしまうリスクもあります。
特に人通りの多い公園や漁師さんが頻繁に利用している防波堤は注意が必要です。
ゴミ捨ては絶対NG
釣り場にはルアーや仕掛けのビニール袋やカップ麺の空、切れた糸などをよく見かけます。
釣り場にゴミ捨てしないようにゴミ袋を持参するなどして、ゴミの持ち帰りにご協力ください。
特に自分が出した仕掛けや糸は1ミリも落とさないくらいの気持ちで回収していって欲しいです。
ゴミがあったら、拾って持ち帰っていただきたいのですが、見つけた物全て持ち帰るとゴミ拾いになってしまいますので、何か1個で構わないので、持ち帰ってもらえると良いと思います。
無理に持って帰るよりも釣りに行ったら1個持ち帰る的な感じで少しでもご協力いただけると綺麗な釣り場が保たれるのに貢献できます。
駐車場所に注意する
都心や人が多いエリアでの釣り場に多い問題ですが、路駐禁止の場所に路駐して釣りに出かけたり、他人の敷地や漁師さんのカートなどの同線上に駐車したり、私有地に無断で駐車したり、車で入ってはいけない漁協内に無理やり侵入するなどは言語道断です。
はじめての釣り場だとわかりにくいことも多いですが、周囲の状況を観察して、他人や漁師さんが使用している場所ではないかの確認は必要です。
特に漁協関係者の方に迷惑となる行為が続くと「釣り禁止」になってしまいます。
海沿いの海岸は全て自由に釣りができるわけではありませんので、まずは駐車場がなければ多少離れていても確実に駐車できる場所を探しましょう。
トイレの場所を確認しておく
釣り場には海釣り施設などを除き、水道やトイレという設備がありません。
磯に渡った時なんかは当然ながら、基本的に釣り場にトイレはありません。
いざという時のために下痢止めなどを持参しても良いですし、万が一に備え、近くのコンビニなどトイレの位置を確認しておくことが大事です。
意外と大事なことです。
海釣りでは潮風に吹かれて気持ちが良いのですが、その潮風によりお腹が冷えてしまったりすることもありますから。
また、女性と一緒に行く場合、トイレの位置確認は必須事項だと思います。
お互いに気持ちよく釣りができるようにしていきたいものです。
熱中症対策・紫外線対策はしっかりと
海釣りにおいて多くの方があまり知らないのですが、釣りをしていて体力を大きく奪うのが、太陽光です。
紫外線による日焼けが最も体力を奪います。
釣り場は基本的に日陰がないので、ダイレクトに日差しを浴びます。
そのため、暑いからと言って半袖半ズボンでいると、午前中だけでヘロヘロになるほど体力を奪われてしまいます。
僕の場合、経験上、どんなに暑い日でも、というか暑いだからこそ、長袖とタイツなどを用いて、肌を露出しないようにしています。
帽子はもちろん、首にも紫外線対策の巻き物をして、日差し対策をしています。
また、暑い日や移動が激しい日などは水分・塩分補給は忘れずに行い、熱中症対策をとりましょう。
釣り場で具合悪くなり、すぐに戻れないという状況が一番きついですから。
最後に釣り場ではスマホを落としたり、汚しやすいですので、防水ケースに入れて持って行くと良いと思います。