15年着込んだダイワの防寒着が破れました。

いやぁ、非常に残念なことがおきました。
僕は結構物持ちが良い方だと思っているのですが、15年ほど着込んだダイワの冬用の防寒着がついに股から破れてしまって、中の白いワタが飛び出してしまいました。
防水加工してあり、かつゴアテックスのように接合部が処理してあるので、物理的に破れるのは信じられなかったのですが、これが物の寿命という点でしょうか。
遡ること15年前、当時宮城県に住んでいた僕は、先輩からのアドバイスを真に受けて、防寒着を購入することになりました。
当時はユニクロの服を何重にも着込んで釣りをするスタイルでしたが、やっぱり寒いものは寒かったです。
当時のユニクロの防寒着では釣り場という過酷な現場では全く歯が立ちませんでした。
そもそも関東なら良いにしても東北の雪が降ったり、気温が頻繁にマイナスになる真冬用のウェアが絶対的に必要で、先輩からウェアだけはしっかりしたやつを買った方が良いということで、購入した物でした。
確か、大学生の頃でしたので、潤沢にお金があるわけでもなく、普段着に毛が生えた程度の防寒着しかありませんでした。
ですので、釣りに行くたびに寒い思いをしていました。
そんな時、当時フィッシャーマン(現:キャスティング)という名前の釣具屋さんに行く機会があり、セール品を覗いてみるとダイワのウェアがかなり並んでいました。
とにかく寒い思いはしたくないという一心で、絶対寒くないアイテムを買おうと思っていましたから、一番分厚いウェアを眺めていました。
その時、この記事の最初にあるウェアが目に入りました。
定価から40パーセント引き+まさかの追加の特価表記だったのです。
確か20,000円くらい・・・
元値は確か60,000円〜70,000円くらいだったと思います。
なんでこんなに安いのかと見てみたら、ちょうどダイワのロゴが旧ロゴから新ロゴに変わるタイミングの時でしたので、特価だったようです。
すぐにサイズチェックして、泣け無しのお金で買った記憶があります。
確かその月は自炊して卵焼きばっかり食べていましたね。笑
しかもよくみてみると「防寒着」の中でも東北や北海道などでよく着られている「ウインターモデル」でした。
これは間違いないと思って、さっそく釣り場に出かけたら、これが上下スーツの威力で、風は入ってこないし、暖かいしで、釣り場で寒いと感じることが全くありませんでした。
ミドルウェアは基本ユニクロのパーカーだったはずです。
パーカーの上にアウターとしてのウェアを着るだけで、こんなに暖かいんだぁと感動した記憶があります。
しかも重ね着していた時代よりも肩まわりも動きやすく、まさに釣りに特化しているモデルだと嬉しかった記憶があります。
それで、このウェアにはかなりお世話になりました。
ウインターモデルですが、春と秋も着ていて、春秋は暑すぎるので、中は長袖のみとかそんな感じでした。
周りには格好が東北すぎる!とよく言われましたが、この防寒着の暖かさを知っているので、いざ寒いタイミングになった時にはかなり快適に過ごさせてもらいました。
無人島に釣りに行って、現地で仮眠した時も、真冬の防波堤で寝転んだ時も、秋には寝巻きとして使っていたこともありました。
ですので、少し寒い時期になると必ず一緒にいる相棒みたいなものでした。
ただ、ここ数年は風がどこからともなく吹き込んできたり、冷えを感じることも多くなってきました。
目には見えない箇所から隙間風が入っていたのかもしれません。
そのため、どこかで限界がくると薄々感じていました。
そんな、思い出のいっぱい詰まったウェアですが、ついに限界がきてしまったようです。
何度もクリーニングに出し、何度も洗濯機をかけ、何度も手もみしたことか・・・
そんなウェアともお別れです。
最後には、手を合わせて、ゴミ収集車に運ばれていきました。
今までありがとう・・・
こうして、僕の次なる相棒探しが始まったのです。
当時は東北に住んでいたので、東北の厳寒期でも対応できるウェアでしたが、次回は関東の気候に合わせていわゆる「レイヤリング」という重ね着スタイルで釣りをしてみたいと思っています。
天候や時間帯に応じて、脱ぎ着することで最適な温度を探していくイメージです。
今、シマノの磯用のレインウェアを購入検討しています。
購入して何度か使用したらレビューしたいと思います。d( ̄  ̄)
ウキフカセ釣りをして驚いたのは、運動量です。笑
これまでルアーフィッシングが一番体を動かすと思っていましたが、撒き餌作りで汗をかき、左手に柄杓、右手に竿を操作していたら、正直、ウキフカセ釣りの方が体を動かす気はします。
ですので、ウキフカセ釣りに登山的なレイヤリングの考え方は理にかなっていると思いますし、釣り場で暑すぎる、寒いなどの体温的な不快感を少しでも減らすことは結構大事なことだと思っています。
最後までご覧いただきありがとうございます。